母親が不登校の原因となってしまうケースがあります。
これは特に小学生のお子さんに多いパターンなのですが、
どういう理由で不登校の原因を母親が作ってしまうのでしょうか?
学校に行かせる不安と、手元に置いておく安心感
『学校に行くと、先生にヒドイ扱いを受けるんじゃないか』
『気の強いクラスメートからいじめられるんじゃないか』
そういう心配を親ならするものです。
特に小学校の低学年から、お子さんがいじめられたとか厳しい先生が担任になった
という経験をしていればなおさらです。
そして、その反動で『不登校になったわが子を手元に置いておけば安心だ』
と無意識のうちに考えてしまうお母さんたちが案外多いのです。
もちろん、学校に行かず家にいて、優しい母親のもとに居れば子どもは安心です。
誰も傷つける存在はいないし、ピンチも訪れない。
何かあれば、全部お母さんが守ってくれます。
しかし、学校に行くと辛い目に遭うという母親の心配が意図せず子どもに伝わってしまい、
その結果として不登校になるというケースもあるんですね。
良かれと思う母親の自然な心配の気持ちが、
子どもの不登校の原因になってしまうということです。
では、どうしたらよいのでしょうか?
心配性なお母さんはどのように考えれば良いのでしょうか。
『子どもは学校が好きなのだ』という見方を持つ
発展途上国に他国が支援して学校を建設して、子どもたちが大喜びで学校行く、
というドキュメンタリーがときおりテレビで放映されますね。
『学校で勉強できる!』
『友だちや先生と毎日会える!』
と大きな目を輝かせています。本来、子どもたちは学校な好きなものなんです。
好奇心が旺盛ですから、いろいろなことを経験したり学習したりすることは
子どもたちにとって幸せな環境です。
その本来の子どもの姿を、忘れないようにしましょう。
そして、
「●●ちゃん(←お子さんの名前を入れてくださいね)は賢くて、やさしくて、素直で、
人を大切にするし、周りからも愛されるべき素晴らしい子なんだ」
ということを、アタマをなでながらお子さんに伝えてください。
もちろん、心を込めて。
子どものチカラ、可能性を信じてあげましょう。
実際に、このように母親が変わっただけで
次の日から学校に行けるようになり、不登校を克服したという小学生の女の子がいます。
我が子が持つ本当の強さを、母親の自然な心配が束縛してしまうというケース。
思い当たるフシはありませんか??