不登校の原因がわからない?実はちょっとしたことがキッカケだったりする

不登校の原因

ある日、突然学校に行きたくないと言い出す小学生がいます。
学校から帰ってくると、思いつめたような表情で部屋に真っ先に閉じこもる中学生がいます。

特にいじめられているようでもないし、クラスも落ち着いているようだし、
この前の面談で会った先生も良い感じだった。

なぜ、子どもが不登校になるのか、その原因がさっぱりわからないという親御さんがいらっしゃいます。

実は、不登校の原因は、大人が聞けば「なんだ、そんなこと!?」と思うような
ちっぽけなものと感じてしまうようなことがキッカケだったりします。

小さすぎる失敗、恥ずかしい体験

● 先生から指されても答えられなかった
● 跳び箱を失敗して笑われた
● 自分が原因でサッカーの試合に負けた

こういったことが引き金となって、ある日突然不登校になることがあります。

大人なら適当にスルー出来るようなことでも、
子どもにとっては『世界の終わり』のように感じられます。

自分は何をやっても失敗するダメなヤツだ、
きっと明日もみんなから笑われる、
友だちを裏切ってしまった、

と考えてしまいます。
そういった「小さすぎる」失敗や恥ずかしい体験が不登校の原因になり得るわけです。

そういう場合、どのように対応したらよいのでしょうか?
また、前もってどのように不登校を予防できるでしょうか。

夢や希望を持つ子は問題を乗り越えられる

休日に小学校の横を通ると、野球チームに入っている子が
コーチからこっぴどく叱られている様子を見ることがあります。

エラーか何かしたんでしょう。
叱られるというよりは罵倒されている、コテンパンに叩かれまくっている印象です。
でも、その子は「はい!はい!」とコーチの言うことを聞いて、また守備位置に着きます。

『ウチの子があんなことされたら、一発で凹んで再起不能になるよな!?』
と思うほどなのに、その子はへこたれません。

何が違うのでしょうか。

その子に直接聞いたわけではないので断定はできませんが、
もっとうまくなりたいとか、野球選手になりたいとか、目標があるのではないでしょうか。

夢や目標がある子は、試練を乗り越えやすいです。
大人でもギョッとするようにぶつかっても、耐え抜ける強さと柔軟性があります。
小さすぎる失敗・恥ずかしい体験で凹んでしまう我が子にも、夢や目標を持ってもらいたいですね。

偉人からの感化

小学生や中学生の場合、特に効果的なのが偉人の伝記を読むことです。
エジソンもガリレオも、沢山の困難や試練を乗り越えたからこそ、
そこまでの存在になれたんだということを学べます。

そうすると、「いま経験していることは全部将来のためになるんだ」
という思考パターンが出来上がってきます。
「これを乗り越えれば必ず良いことがある」という思いは、大きな試練を乗り越える力になります。

そして、子どもの経験する問題のほとんどは、実際そんなに大ごとではありません。
「なんだ、思ったほど大したことなかったな」
という体験をいくつも重ねれば、次に進むことが怖くなくなります。

・夢を持つこと
・伝記を読んで「試練は夢を達成するために必要だ」と学ぶこと

が大切です。

タイトルとURLをコピーしました