家庭内暴力と単なる暴力の違いを理解して!【原因と対策、引きこもりの息子】

子どもの気持ちを理解する

不登校や引きこもりと、子どもによる家庭内暴力は大きな関連があります。

子どもの家庭内暴力というと息子が起こすというイメージが先行しやすいですが
娘さんがお父さんを皿で殴ってしまった、といった事例もあります。

特に暴力を振るわれたほうの親は不登校・引きこもりの影響を身をもって知るわけですから、
カラダのキズ以上にメンタル的に苦しい思いをします。

ただ、家庭内暴力と、単なる乱暴・暴力との違いをまず理解しておきましょう。
そうすると、『なぜうちの息子は暴力を振るうのか?』という原因も、
『娘が暴力を振るいそうなときどうしたらよいか』対策も浮かんできます。

また、未然に大事にならないための予防措置もご提案します。

引きこもりの子どもの家庭内暴力と、単なる暴力の違いとは?

世の中に見られる一般的な意味での「暴力」は、
自分以外の人を傷つけるために振るわれるものです。

一方、不登校・引きこもりの子が家庭内暴力を振るう場合、
結果的に一番傷つくのは子ども本人です。

そして、家庭内暴力を振るってしまった後、非常な後悔の念にさいなまれ、
「取り返しのつかないことをしてしまった」
「私はドンドンおかしい人間になってしまうのでは」
という言い得ぬ恐怖感を味わうことになります。

つまり、“そういうことをしっかり考えられる良い子”
暴力という手段に出ているわけです。

なんでも力づくで解決しよう、欲しいものを手に入れようとする
どうしようもない人たちとは全く違うことを、認めてあげましょう。
“良い子”であるがゆえに、社会でのストレスを溜めやすく、
またそれを適当に発散させることにも不器用です。

そうやってどこにも向けることのできないストレスが溜まりに溜まって、
唯一甘えることのできる家庭内で、
あらゆる思いをこぶしに込めて、そして勇気をもって、表現してしまう。

これが子どもたちに家庭内暴力の原因です。

家庭内暴力への対策と予防は?

そうしますと、暴力を振るったこと自体を責めるのは筋違いです。
「この暴力に至るまでの経緯」を思いやりましょう。

そして、出来るだけ早く、
『苦しい気持ちに気付いてあげられなかったこと』
『あなたを追い詰めてしまったこと』
『今も受け止め切れていないこと』
を「ごめんね」と言ってあげてください。

子どもはまだ興奮状態ですから、
「そうだよ!ダメな親じゃないか!!」と言うでしょうが、
興奮が冷めた後、冷静になって子どもは親の対応を思い出します。

暴力という手段に出てしまった自分と、
それに傷つきながらも受け入れようとしてくれた親。

“良い子”にとって、それほど心に迫るものはありません。

家庭内暴力に備えておく

なお、万が一のことを考えて
家庭内暴力の結果が大事に至らないようにしておくことも大切です。

例えばあるご家庭では、
台所に包丁を置きっぱなしにすることのないようにしています。

刃物はすべて閉まっておいて、母親が料理をするときにだけ、
必要なものを取り出して使い、すぐにしまう。というわけです。
万一のことがあると、親も重傷を負いますが
子どもの心も社会的な評判も深く傷つきます。

「家の中に危険なものはないか?」と考えて予防線を張っておきましょう。

 

タイトルとURLをコピーしました