引きこもりからムリに脱出させようとすることの危険性

子どもの気持ちを理解する

一見、引きこもりは楽をしているように見えます。
引きこもった状態に甘えているようにも見えます。

しかし、周りがムリに引きこもりから脱出させようとすることは非常にキケンなんです。
その理由について考えていきましょう。

実は楽ではない、引きこもり期間

毎日学校に行かず引きこもっている人は楽をしていると考えるのは普通のことですが、
実は、そうでもないのです。

学校に行けば、いつ・何を・どのようにやるかが全て指示されます。
それに沿って行動することは時にキツいですが、
基本的にレールに乗った暮らしをしていきます。
指示そのものが快適なものであれば、楽しい毎日を送ることでしょう。

しかし、引きこもるとレールはありません。
全て、自分で選択し、決定し、その結果の責任を負うことになります。

それを10代といった若さで求められる、いうなれば過酷な環境です。
と同時に、自らが成長していく機会にもなります。

自分のペースで選択・行動をして、結果を刈り取っていく。
成長プロセスの途上にあります。

サナギを無理やりいじくると

そのような成長過程にあるなかで、
ムリに引っ張ったり押し出したりするのはNGです。

引きこもりから脱出させようとする働きかけはすべきではありません。
それはちょうど、幼虫から成虫に生まれ変わろうと
劇的な変化をしているサナギをいじるようなものです。
キチンと変化せずにおかしなことになってしまいます

引きこもりもサナギの状態だと考えると、
ムリに脱出させて外の連れて行こう、学校に復帰させよう、とは思わないはずです。

それより、いつか必ずやってくる、自分で殻を破って脱出してくるタイミング
じっくり待つのではないでしょうか。
よく、「時間が解決してくれるよ」ということがありますが、まさにそれです。

時の解決のチカラはとても大きいです。
もちろんどれだけ待つべきなのかは、人によって違います。

心の傷の深さや疲れの溜まり具合、他人にどれほどの不信感を抱いたかによって
大きく異なってきます。

しかし、急き立てて引きこもりから脱出させようと試みたり、
お説教や叱ったりといったことをせず、
「成虫」になって出てくる時を待ちたいものですね。

 

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